ある研究会が主催する会員向け研修会でお話しする機会を得て、12月8日から2泊で長崎を訪ねました。
当該研究会とは自立活動が成立した当時からのお付き合いになりますので、かれこれ四半世紀が経ちます。かつての若手の教員は、いまや全県的、あるいは学校においてリーダーシップを果たす立場になっていました。
講演では、インクルーシブ教育システム下において、特別支援学校は今後どのような役割や機能を果たすのかについて、自立活動の指導のフィールドである「教室」に着目し、たとえば地域の特別支援教育のニーズと「相対」する意義についてお話をしました。
関連の内容は、すでに2021年刊行の拙著に根拠をもってその考え方を示しておりますが、
参加される特別支援学校の先生方に唐突にうつらないようにするため、
講演前に報告をいただいた二つの実践に対して、相対の視点からコメントをさせていただきました。
参加された先生方は、日ごろから自らの授業を実践科学の対象とされていますから、
リアリティを欠く私の妄言に対して、高い感度をもって理解をされたように感じました。
そのような先生方との相対は、引き続き私に、自由な妄想をお許しいただいたと考えています。
翼下に大村の穏やかな海が青く広がっていました。
研究会のさざなみが放つかがやきを感じるときでもありました。
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