年明け早々に懸案であった眼の手術を行いました。
10年ほど前から見えにくさが顕著となり、自動車免許更新が数か月後に迫った時期での実施でした。
ここでは、患者として治療の過程で考えたことなどを綴るものです。
まずは、どの医療機関で手術を行うか、ということです。
一般的には、かかりつけの医療機関で治療を受けるものですが、
通院していた医療機関では残念ながら外科手術は行っていませんでした。
市内には関係の医療機関が複数あり、インターネットでそれぞれの情報を収集することとなりました。
限られた媒体での情報収集には限界があり、最終的な意思決定には至りませんでした。
あらためて通院していた医療機関の最新情報を確認するためにホームページを開くと、
担当のDr.が30km程離れた県南部の眼科クリニックで手術を行っていることが確認できました。
この時点で、私の中では多少の不便さはあってもこのDr.に委ねることを決めました。
単にかかりつけであったということだけではなく、次のような専門職としての医師像を感じたことからです。
担当Dr.が院長を務める眼科クリニックは、多くの方が受診するなど地域ではとても評判がよいといえます。
時間的にもマンパワーとしてもきびしい状況下でクリニックを離れて、他の医療機関で手術する意図はどこにあるのでしょうか。
常に治療の最前線に立ち、専門医として日進月歩の医療の知識やスキルを身に付ける努力をされているのではないか。
そう考え、担当のDr.による他の医療機関で手術をお願いしたい旨をお伝えすると、
私の意思決定を受け入れていただき、手術日の決定となりました。
手術当日は、不慣れな環境ゆえに心理的な負荷はありました。
担当Dr.は、柔和な表情で淡々と術前診察、手術に臨まれていました。
手術後の観察では、看護師さんによる点眼、服薬などについて丁寧に説明をいただきました。
きわめて客観的、合理的な診察や術後に関わる説明は、患者に不思議な安堵感を与えてくれました。
来週は、もう一方の眼の手術が控えています。
事前の管理を粛々とこなすことが私の役割となっています。
これまでProfessional Developmentを研究課題の一つとして、「教師の成長」について考究してきました。
担当Dr.の専門職としての真摯な学びと確かな施術に触れ、教職におけるあるべき姿を考える機会となりました。
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