久しぶりのまとまった降雨は、つぼみを固く閉ざしていた沈丁花に春の訪れを告げたようです。
馥郁とした香りを放つ日はそう遠くないでしょう。
三月に入り安藤研究室の修了生から相次いで報せ届きました。
ひとつは、国立大学法人に所属する修了生から、申請していた科研費(日本学術振興会)が採択された旨の報告です。
科研費は、国立大学法人にとって国から交付される運営費交付金に加えて重要な財源の一つです。
そのため多くの国立大学法人では、所属する研究者に科研費等の競争的資金の申請を求め、その申請・獲得は研究者評価の一指標となっています。
研究費配分が少なくなる中、研究者個人にとっても学術研究の遂行に不可欠な資金といえます。
その一方で、その採択率はまだ十分とは言えず、不採択となる割合が高いのが現状です。
申請書作成に多くの労力を費やしても望む結果とならない場合も多く、ときに研究者としての自尊心が毀損されることもあるのです。
もうひとつは、特別支援学校に勤務する修了生から学会に投稿していた学術論文が採択された旨の報告です。
特別支援学校における自立活動の専門性育成に関わるテーマは、特別支援教育における今日的課題であり、その成果は各学校の取組に示唆を与えるものといえます。
審査過程において論文全体を通した論理性を確保することや、記述のわかりやすさに努めた結果であるといえます。
すべて電話による報せでした。
それぞれの弾んだ声は、ほっこりした気分にさせてくれました。
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