暖かな陽光に誘われて

穏やかな文化の日となった。
あれやこれや準備することがあるのだが、暖かな日差しに誘われて庭仕事で一日のスタートを切った。

まずは、わが家のシンボルツリーとなったカツラの落ち葉をかき集めた。
建売で購入した家には、雑多に樹木が植えられていたが、このカツラもその一本にすぎなかった。
細々としていた幹はいまやわが家に根を張り、夏には涼やかな陰をつくり、秋には一斉に乾いた葉を落とす。
紅葉が始まった生垣のドウダンツツジに舞い落ちる様は、季節のうつろいを感じさせてくれる。

次は、いよいよ芝刈である。十数年使い続けてきた芝刈り機の刃がこぼれてしまったので、
急遽買い替えた新品さんに登場してもらった。固定刃と回転刃の調整をし、いざ芝刈開始である。
軽快なモーター音を感触しながら、南北方向に2センチで、次に東西方向に1.5センチで刈ってみた。
今年最後になるかもわからないので、いつもより少し短くしてみた。
小一時間の作業であったが、じんわり汗をかいた。

刈り上げた芝生には、カツラの落ち葉が舞い落ちている。
着替えをして、予定していた作業に取り掛かることにしよう。

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