対面の研修会に参加して

12月3日(金)に千葉県総合教育センター主催の「令和3年度自立活動推進者育成研修」に参加しました。県下のすべての特別支援学校から推薦された中堅教師を対象に、自立活動の理解を深め、校内での自立活動の体制づくりや指導助言できる推進者を育成するものです。年間3日の開催日程のうち、私は最終日の講義「自立活動推進のための今後の展望」(午前)とグループ協議(午後)の講評を担いました。

講義では特別支援教育及びインクルーシブ教育システム下での自立活動の動向と現状を概説し、自立活動の指導の主体者として教師個人及び学校組織におけるあり方について、「教室」を基盤にしたセンター的機能に着目して提言をしました。協議では各校でのの取組に基づき具体的な質問が寄せられました。講義、講評では多少きびしい内容を含みましたが、受講者の皆さんは各校での「推進者」であることを自覚し、終日、真摯かつ積極的な協議に臨んでいました。

新型コロナ感染が落ち着く中、3回目にして初めての対面での研修会となったようです。これまで当たり前に行っていた対面での研修会、あるいはオンラインでの研修会のあり方を考える機会となりました。

自宅近くのバス停を降りたときは、すっかり日が暮れていました。冷え切った空気にコートの襟を立て帰宅を急いでいると、マスク越しに懐かしい香りを感じました。マスクを外し、ふっと息を吸うと、ストーブで薪を焚く香りです。外出機会が激減した日常にあって、かわらぬ冬の香りを感じることができた一日でもありました。

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