師走を迎え、関東では冬らしい乾いた晴天が続いています。
所用があり、過日、つくばエクスプレス(TX)にて都内に出かけました。
2005年夏につくばから東京・秋葉原まで開通したTXは、一部の車両にボックス席があり、
筑波大学東京キャンパス文京校舎に設置された特別支援教育研究センターに所属していた私は、
この席で変化する車窓の眺めを楽しんでいました。
冬の寒い朝は、とくにボックス席への足取りが軽くなります。
沿線のいくつかのポイントで雪を頂く富士山を望むことができるのです。
みらい平駅を通過して守谷駅に向かう車両は、水田地帯を高架で走り抜けます。
近景の田圃はときどきに変化し、収穫の終えた風景に遠景の富士が彩を添えるポイントが現れるのです。
たまの乗車となった今では、車両の更新によりボックス席は姿を消しました。
それでもポイントにさしかかると、富士の雄姿をさがすようになっています。
進行方向とは反対に目をやり、遠く日光男体山を、続いて筑波山を確認するのもこの時期の醍醐味といえます。
乗り合わせた乗客は、その多くが手元のスマホを食い入るようにみています。
次のポイントはもうすぐですよ!
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