気まぐれ同窓会

会社員、団体職員、自営業、新聞記者、そして大学教員・・・
麻雀卓を囲むメンバーの現役時代の職種です。

高校3年のクラスメイト5人が各地から定期的に参集して、半日麻雀をして過ごします。
いま、なぜ、このメンバーで麻雀なのか、そのわけはおそらく当人たちもわからないでしょう。

大学卒業後は仕事も任地も異なり、ほとんど接点がなく半世紀を過ごした者が、
この間,どのような会話を交わすのでしょうか。
口をついて出るのは、麻雀に関わることです。
仕事の話はほとんど出ることはありません。

高校、大学生活を過ごした1970年代は、ベトナム戦争の泥沼化であったり、オイルショックやその後の就職難が顕在化した時代でした。
大学入試に苦戦し、きびしい就職戦線を突破してもなおその後に苦労を重ねたことは、語らずとも互いに理解しています。
それぞれが決着をつけたことにあえて触れることはないのです。
麻雀卓を囲むその表情には、半世紀前と変わらぬ無邪気さを読み取れます。

あっという間に夜も更け、「次の半荘でお終いかな」
誰かのひとことで、いよいよお開きです・・・

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